2025年7月5日土曜日

食べ物から栄養をるということ ( whole food で )

 こんにちは。

トレーナーのKOJIです。

マニアックな心臓のお話が続いていましたので

今回は、健康に関する食のお話を。


気温が高くなると「食事が食べにくくなってしまって…」

とのお話をうけるとともに

「プロテイン飲んだ方がいいですか?」と

聞かれることがありますが…、

サプリメントは、あくまでもサプリメント(主食ではなく)ですので


「可能な限り食品から栄養を摂取していただく」


ことを推奨させていただきたいな と。

「同じ栄養であれば、必要量を摂取していれば、一緒でしょ?」

と聞かれますが、実は、体に入ってきた後で大きく変わってくるようです。


コマーシャルやメーカーの宣伝では、そんなことを言ってなかったけど?

と言われますが、購買意欲を下げることを売る側は、あまり記載しないものです。

(悪意は、ありません。ご容赦を。)


どうしても、食べれないというときは、仕方ありませんが、

トレーナーとしては、食品で摂取していただくことを推奨させていただいております。


ちなみに、私も無駄に大きな体をしていた時期もありますが、

筋力をつけるためにプロテインを継続的に摂取したことは、ありません。


プロテインを飲まなくても食品でしっかり体を作ることはできますので

ご安心を。


そして、サプリメントと食品において

実際に食品として摂取することのメリットを学会誌で発表されたものがありますので

参考までにご紹介をさせていただきます。

 The American Journal of Clinical Nutrition という学会誌に2009年5月に掲載された

「Food synergy: an operational concept for understanding nutrition」

( https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S000291652323823X )

という発表からの内容ですが、食品の相乗効果について記載されています。

単一の栄養素としてよりもバランスの取れている食品を余すことなく

すべてを食するほうが得られる相乗効果が多いと言ったものです。

食品として摂取をすることの重要性(有用性)について記載されているのですが、

決してサプリメントを否定しているものではありません。

優先順位として食品の相乗効果を得られる食事パターンの組み合わせを

ホールフード/whole food(食材をできる限りまるごと食べること)として

有効活用して食べることにより単一の栄養素として摂取するよりも

摂取吸収率が変わるだけでなく健康として得られる効果が高くなるといったものです。

つまり、一つの生物として出来上がっている食品は、

それだけで、生物としての成分バランスが出来上がっているものであり

細胞レベルでの生物学的活性を引き出す効果が違ってくるということらしいのです。

また、記載されている内容の中には、様々な文献からの研究結果も参考とされており

サプリメントの取り方や過剰摂取により引き起こされるリスクにも触れられていますので

ご興味のある方は、ぜひご覧ください。

(私も英語が得意ではないので、間違って解釈している部分もあるかもしれませんので…。)

結論として、食品での摂取を第一優先に考えるべきとされています。

ホールフード/whole food としてのある意味完成された食品を

美味しく、楽しんで、食べることにより

心 も 体 も豊かな生活を目指していきたいですね。


また、私の独断(と偏見は、ありませんが…)で興味深い(面白い)と

感じた文献や発表があれば、紹介させていただこうと思います。

(不定期でのブログアップとなりますが、ご容赦いただけましたら幸いです。)


今回は、あっさりとこのあたりで。

ご拝読、有り難うございました。



2025年7月2日水曜日

心臓の役割と心臓弁って? 生活習慣の改善で…

こんにちは。

パーソナルトレーナーのKOJIです。

前回のつぶやきで「大動脈弁手術の費用お話」を紹介させていただきましたが

そもそも、大動脈弁の病気ってどんな病気? 

手術の方法(術式・手技)で書いてあった

経カテーテル的大動脈 弁植込み術

外科治療の弁膜症手術(大動脈弁置換術)

って、どんな手術なの?

との声もいただいたので…。


しつこくならない程度にお話をさせていただこうと思います。

とりあえず、今回は、心臓に関してのつぶやきです。


私が現在のトレーナーに復職する前に

20数年と長い間お仕事で携わらていただいた心臓のお仕事のからのお話ですが。

心臓の機能をはたせなくなった部分(部位)を

同じ機能で動くことのできるものに交換をするといった手術に関する製品を

(割と長く)販売させていただいておりました。

また、機能を代替えする製品(人工弁、等)をインプラント(交換)する際に

外科的な手術が必要となることもあるのですが、

その手術を安全に行うために心臓を停止させる必要があるため

心臓と肺の機能の代替えとして機能を補うための生命維持装置や

手術中に出血した自己の血液を無駄にしないように安全に患者様に返還する装置、

手術中のモニタリング機器、手術中の機器の自動記録装置、…等々

という様々な機器類も多種多様に販売させていただいた経験を持ち合わせております。

(カテーテル室や手術室をつくる等のお仕事にも携わらせていた経験もあります ! )


そんな私が心臓に関して割とざっくりで説明させていただきます。

説明不足(中途半端に細かい?)の部分もあると思いますので

医学的説明や詳細な機能、高尚な説明に関しては、ぜひ、専門サイトをご参照ください。


先ず、心臓手術の一つである(心臓)人工弁置換に関してご理解いただくために

拒絶されそうな 心臓の機能と構造 から少しばかり つぶやかせていただきます。


心臓には弁があるのですが、

その弁が必要な機能をはたせなくなってしまったので

人工(機械的、ブタさんや牛さんの生体組織、等)の材料で作った弁に入れかえて

再度機能をはたせるようにしようという手術が人工弁置換術と呼ばれるものです。

近年は、外科的に(胸を開いて)おこなうものと

経皮的に血管からカテーテル的に行うものが一般的になってきていると言えます。

経皮的な手技は、比較的にみて最近に確立された手技と考えますが

外科的な手術に関しては、長期の手術の歴史とインプラント成績も

数多く持ちあわせており長期の遠隔成績の報告も様々な学会等から多く発表されています。

どちらも確立された手術手技となっていますが、適応やリスクに関しては

メリット・デメリットを専門の医師の先生のご説明をご確認してただく必要があります。

(循環器の先生と心臓外科の先生の両先生から

 適切にご意見やご説明を受ける機会があれば、とっても安心できますね。)


そこで、そもそもの「心臓って?」のお話ですが、

心臓という組織は、全身に血液を送るポンプのような役割をしている臓器です。


ゆえに、心臓が動いていない = 血液が流れてこないので細胞の維持活動ができない

ということにつながります。


ちなみに、心臓の機能としての一般的な成人の基準値(参考値)ですが

1回の拍出量が約40~100㎖、

1分間の心拍数が約60~90回/分と言われています。


つまり、私たちの心臓は、生きているかぎり 1分間に約5~7ℓの血液を。

1日に約7,200~10,000ℓの血液を体中に流し続けてくれている臓器であり

生命維持活動にとって 最も大切な臓器 であるということになります。


また、心臓の組織である細胞に関してですが、

筋肉の組織と同じ横紋筋と呼ばれる細胞で構成されています。

しかしながら、脚や腕などのコントロールできる筋肉とは違い

 不随意筋 とよばれる独特の特徴を持ち合わせており

自分の意志で動きをコントロールできるものではない組織になります。

なお、心臓の収縮(どっくん、どっくん、… )する動きに関してですが

心臓内で部位ごとに順番に送られる電気の信号を通じて収縮を繰り返しており

1日に約10万回以上の拍動を産まれてから死ぬまでずっと続けてくれています。

(体格差や年齢などの個人差がありますので 記載している数値はあくまで目安となります。

 個々の血圧や心拍数、体が感じる動機、息切れ、等が気になる方は、

 定期的に病院で検査を受けておきましょう。定期的な健康診断は、とても大切です。)


そして、一度も止まることなく心臓から全身に送り続けている血液中には、

臓器や細胞で必要な栄養素(&酸素)類が含まれています。

体中のすべての細胞が活動するたために必要なエネルギーや

細胞維持のために必要な構成要素を24時間止まることなく

ずっと流し続けてくれています。


私たちを含めて、生物として生きるということは、

心臓によって血液によるエネルギー供給の流れを

止めることなく送り続けることなのです。


仮に、細胞への血液供給が滞ったり、送る必要のある血液量が不足することがあると

細胞や臓器は、活動や機能が維持できなくなり死滅(壊死)してしまいます。


生きるということに対して心臓は、本当に直結する大切な臓器なんですね。


ただ、心臓(と肺)に関しては、運動をすることによって

機能を維持したり、悪くなってきた機能を改善することにもつながるので

未来への希望をもって予防の特効薬?となる運動を楽しんでいただきたいものです。


少し、心臓から話が脱線しかけましたので本筋に戻して

心臓の説明の補足として心臓から全身、全身から心臓への血液供給の流れを。


先ず、心臓から全身に血液供給を行っているパイプラインの役割として

血管がありますが、全身にはりめぐらされており

基本的には、血管も臓器の扱いとして考えられています。

(血管の話は、またいつの日か…。に。)


そして、心臓から血液が送られる側の血管が動脈

全身の細胞や臓器から心臓に戻る側の血管が静脈とよばれています。

気が付かれた方もいらっしゃると思いますが、

皮膚の上からで身に見える なんとなく 赤い血管 と 青い血管

ということで区別されているわけではないのです。

なお、静脈と動脈の色が違って見えるのは、

流れている血液の成分にあるヘモグロビンの

酸素と二酸化炭素の含んでいる量によって色が違って見えるため

血管の色が違って見えてしまうだけなのです。

(細かく言えば、血管の機能的な違いも多々ありますが、

 血管としての見えかたによる色的な区別による識別ではないのです。)


実際の血流の流れのご説明の前に注釈として中学校で習った知識のおさらいを少し。

心臓の構造として心臓に戻ってきた血液は、

4つに区切られた部屋を順次通過して全身に送られていきます。

右心房・右心室・左心房・左心室の4つの部屋があるのですが

全身へ送るポンプの機能として働くのが心臓の左側にある左心室であり

大動脈を介して心臓から全身に送り出す前の

最後の仕切り(弁)として 大動脈弁 が存在しています。

なお、心臓の4つの部屋を流れていく途中の血流の流れの過程で

血流の通り道として心臓と肺がつながっているため

心肺 としてまとめて表記されることもありますが、

体にとって必要な機能を有する循環過程となります。

そして、なぜ 4つも部屋が必要であったかと言うと

肺で血液中の赤血球と結びついている二酸化炭素と酸素の交換を行うのですが

肺でガス交換をする前の血液とガス交換の終わった後の血液が

混ざらないようにするために心臓の中を通る順番にあわせて

区分けをするために4つの部屋に区切られている構造をしています。


ちなみに、体の中の血液の流れをことばで おおざっぱ に説明をすると

下記のようになります。


全身の血液は、それぞれの臓器や組織にエネルギー供給を行った後に

静脈を通じて心臓に向かって戻ってきます。

戻ってきた血液は、上大静脈(頭側)と下大静脈(体側)から右心房に。

右心房から三尖弁を通過して右心室に。

右心室から肺動脈(肺動脈弁)を通過して肺に。

肺でガス交換(二酸化炭素と酸素の入れ替え)を行った後に

肺静脈を通過して左心房に。

左心房から僧帽弁を通過して左心室へ。

左心室から大動脈弁を通過して全身(心臓を含む)へ。


補足ですが、大動脈弁の通過(閉塞)時に

冠動脈(心臓に血液を送る血管)にも血液が供給されます。

大動脈弁が閉まったときに冠動脈に血液が流れ込む仕組みとなっているのですが、

この冠動脈に血液が流れなくなる(狭窄と閉塞)疾患も

心疾患のなかで非常に多い疾患の一つとなります。


心臓と血液の流れに関してご説明をつぶやかせていただきましたが

一度は、学校の授業で習ったことをおもいだしていただけましたら幸いです。

(ざっくりとした説明となり誠に恐縮ですが、こんな感じです。)


ご参考までに、こちらのサイトの説明がわかりやすくイメージも掲載してくださっています。

ご興味のある方は、ご参照ください。

https://www.shinfuzen.com/patient/heart-failure/heart-works/

https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-10800000-Iseikyoku/0000057147.pdf


以上が、心臓の構造と心臓の働きとしての血流の流れとなりますが

その中でも全身に送る直前にある弁の大動脈弁は、とても重要な役割を担っており

この弁の機能が悪くなると心臓へのエネルギー供給(冠動脈を通じて行われます)も

難しくなってしまうだけでなく心臓の機能も低下させてしまいます。

加齢には勝てないと言われますが、

病気にならないように注意をして快活な健康寿命を全うする生活を送っていきたいですね。


今後のネタフリの一つとしてですが、

弁の機能不全(動きがわるくなる)としての状態に対して少し触れておきます。

大きく分けると

狭窄(流路が狭くなる)と

閉鎖不全(弁が閉まらない)の二つに分けられます。

様々な治療法と様々なデバイスがあり、

正しい情報もつぶやくことができれば、いいなと。

症状の発生する理由や治療方法(比較的最新の治療)の違いに関しても

機会があれば、ご紹介したいと思いますが、

法に触れない程度に…。


取り急ぎ、今回のつぶやきの締めとして。

手術が必要になる状態になる前に 

楽しく運動と健康を推奨するトレーナーの一人として

予防や改善の効果も期待できると考えられていることについてご紹介させていただきます。

心臓弁膜症と呼ばれる症状は、

加齢や原因にかかわらず血圧の上昇や動脈硬化の進行で状態が悪化すると言われています。

ただし、機能不全の症状が顕著になると

生活習慣の改善だけでは 完全な治癒に結びつきにくいので

循環器内科や心臓外科の先生がたの提案してくださる処置や手術を受けることとなります。

(詳しくは、心臓弁膜症のサイトもご参照ください。 https://www.benmakusho.jp/ )


そのため、生活習慣として6つの項目を意識していただくことで

予防効果の期待できることをご紹介させていただきますので

ぜひ、日常生活で気を付けてみてください。


・塩分の多い食事を控える

・過剰にカロリーを摂取しすぎず、適切な摂取カロリーを意識する

・過度の飲酒をひかえる

・適正体重を維持する

・禁煙(受動喫煙も含めてご注意いただければ、ベストです!)

・適度な運動習慣を持ち、継続的に運動を続ける(無理しすぎない程度に!)


最後に。

適度な運動習慣に関しては、我々トレーナーにお気軽にご相談ください。

希望的観測かもしれませんが。

手術数が減少して少しずつでも医療費が抑制されれば …

徴収される税金もいつかは下がるかも?  ですかね。


長文へのお付き合い有り難うございました。

2025年6月11日水曜日

心臓手術にかかるコストって… 

こんにちは。
パーソナルトレーナーのKOJIです。
先日、以前の職場の先輩方とお食事をさせていただく機会があり
久々に医療機器系販売のお仕事時代のことを思いださせていただきました。
お世話になった皆様には、本当に感謝しています。

最先端の医療に触れることによりトレーナーのお仕事だけでは理解できなかったことを
多く学ばせていただきました。そのことは、今の復帰したトレーナーの仕事に大いに
役立っております。(文献やデータ閲覧の癖も良い意味で身についてしまっています。)

私は、主に心臓手術系のデバイス(器具)や機器、インプラント製品を
扱わせていただいた時期が多かったのですが、医療機器の営業を始めた25年前から
まだまだ心臓・血管系の疾患患者様は、減ることがなく増えていらっしゃるようです。

出生数と人口は、減少傾向ですが、心疾患症例(患者様)は、
毎年、増加していることに驚きを隠しえない部分もあります。
個人的には、今も昔も健康志向が浸透しないことに健康産業としての努力不足を感じます。

ご参考までに症例数増加の資料として勉強させていただいたデータは、
(先天性の疾患と後天性の疾患の詳細までは記載されていませんでしたが、)
誰でも閲覧できる報告として貴重なデータを集約して公表されているものを
拝読させていただいたおり、日本国内の病院や医師の先生方の賢明な
努力でとても正確なデータとして公表いただいているもので感謝をしております。

※私が閲覧させていただいたデータですが、日本国内の症例の詳細に関して
日本循環器学会様が毎年アップデートして報告(パブリック)してくださっている
ものを拝読させていただいております。
ご興味のある方は、下記のリンクをご参照ください。

- 日本循環器学会 2024 年循環器疾患診療実態調査報告書 -
https://www.j-circ.or.jp/jittai_chosa/media/jittai_chosa2024web.pdf

そして、長く携わらせていただいた心臓手術製品に関する手術に興味がわいてしまうので
心臓弁膜症(特に大動脈弁)の手術件数を(毎年)確認してしまうのですが…。

2024年では、経皮的に行われる経カテーテル的大動脈 弁植込み術で14,866例。
外科治療の弁膜症手術としておこなわれる弁置換術は、17,207例行われています。
内科的・外科的治療の合計症例数は、毎年減ることもなく常に増加しているようです。

救命率も確認できるのですが、医師の先生や関係者の方の技術の高さを再確認できる
ものであり、高度な医療を受けることができる日本人で本当によかったと痛感します。
※詳細は、公表されている上記のサイトからご確認いただけます。

ちなみに、救命率を高く維持していただいている
大動脈弁置換というそれぞれの手術にかかるコストですが、
いくらぐらいのコストがかかると思われますでしょうか?

少しざっくりとした説明となってしまいますが、
病院の手術室事情やDr.の手技よって多少のコストに差はありますが、
1症例当たりの保険適応として(国に)請求できる手術費用というのは
どの病院も概ね同じ金額に近いものとなります。

というのも、手術で使用される製品に関しては、
厚生労働省から認可を受けた製品しか使用(保険請求)できない現状があります。
そして、手術手技としての診療報酬点数も規定されているため
国への保険請求の総額は、どの病院もおおよそ同じようなレセプトとなり
同じような請求金額となる仕組みとなっているためです。

また、使用される製品に関してですが、安全性の担保され認可された製品のみが
公定価格(特定保険医療材料の保険償還価格製品)を獲得しており
手術手技と使用製品の整合性のあったものが手術において使用されています。

どの病院も手術と手技によって規定された診療報酬の枠内で
保険請求できる製品(種類)を使用しますので
手術終了後に作成される使用製品リストを比較してもあまり差が出ることもなく
病院ごとの手術手技によるバラツキも少ないため、
主体として保険請求するものが概ね同じとなってくるのです。

患者様によって使用する薬剤の量やサポート的に必要な処置もでてくるため
どの病院もすべて同じ請求金額となるわけではありませんが、
概ね計算上は、差が出ないためおおよその金額が算定できるものとなります。

(ただし、どの病院も手術で利益が獲得できている現状でなはいようで…。
手術によっては、病院が赤字状態で行うことがあるのも現状のようです。)

ということで、手術のみにかかったコストでの話となりますが、
心臓の大動脈弁を交換するとなると以下のようになるようです。

経カテーテル的大動脈 弁植込み術 約¥5,000,000~¥6,000,000
外科治療での弁膜症弁置換術    約¥3,000,000~¥3,900,000

参考資料
・https://kaken.nii.ac.jp/ja/file/KAKENHI-PROJECT-18K08764/18K08764seika.pdf
・https://doctorblackjack.net/blog/167/

最新の価格表から算出をしていない点と手術以外にかかるコストを加味したもの
ではないので、概算的となり、手術コストのメリット・デメリットというものではなく
病院で大動脈弁の手術を受ける状況になると単純にそれぐらいかかるということです。
ただし、日本には、高額医療費と医療費控除制度というものがありますので
個人が自費で支払う金額は、少額で限られた金額となります。(国民皆保険に感謝です。)

そして、日本循環器学会様が報告してくださっている手術件数から算出すると
経カテーテル的大動脈 弁植込み術 1例 約¥5,000,000×14,866例=¥74,330,000,000
外科治療での弁膜症弁置換術    1例 約¥3,000,000×17,207例=¥51,621,000,000
結果として、2024年の大動脈弁での手術にかかった費用は、¥125,951,000,000
となるわけです。
心臓にある4つの弁のうちの一つ(とても重要ですが)の手術のみにおいて
かかる費用だけでも約1259億の費用がかかっているということになります。

これは、一つの手術においての単純計算ですから、すべての病院で
対応していただいているすべての症例の総額となると…。
気が遠くなるような金額を税金で賄っていることになります。

それでは、患者様が増えれば増えるほど税金も上がってしまいますね…。
(これ以上の税金負担は、困ってしまいますが…。)

そういった日本の健康事情もあり
わたくしたちトレーナーやインストラクターは、
多くのみなさまに健康になっていただいて
「病院に行かなくてもよいからだ」を提供することに
邁進していかなければならない!と痛感します。

進化する医療も素晴らしい。
そして、病気にならない努力をする人も素晴らしい(素敵!)。

私自身は、お世話になった全国の病院で働くみなさまの負担を少しでも軽減し
健康を目指すみなさまのサポートを行うことで
健康寿命をのばして(税金の無駄遣い?を軽減する)
作業が業務として引き続き行えればいいなと考えています。

私の恩師であるTさんの言われていた
「病気を治すをサポートするだけではなく、病気にならないをサポートする」
につながっていれば いいな と思いながら。

回想の割には、長文となってしまいましたが…
お付き合いいただきありがとうございました。

また、たびたび、昔のお仕事の話も忘れないうちに書き込んでいきたいと思います。

2025年5月28日水曜日

AI(チャット AI 記入方式)は、基本使いません。(たぶん…。)

こんにちは。
パーソナルトレーナーの KOJI です。
同業の友人から「なぜ、いまさらブログ?」と聞かれましたので
ブログを始めることとなったきっかけをご紹介です。
(今回は、トレーニング的な要素は薄いつぶやきですが、よろしければ。)

現状ですが、トレーニングプログラムやジムの運営だけでなく
広報的なことも外部に発注(委託)せず、自前のオリジナルにて行っています。

そこに目を付けてビジネスのアピールにこられる企業や業者が
なぜか いらっしゃいます。
(どうやって調べたのか、驚くほどの多くの会社からご連絡をいただきます。)

ちなみに、オープン当初からIT系?
の営業のかたからのご連絡(PR)がやむことはなく…。
お電話、訪問含めて週に1件以上は必ずいただいております。

大手の🔴otpepperさん(毎月1回程度来てくださいます)や
どういった会社なのかよくわからない🔵oogleからの…で、
●MMと提携の…、最新AI技術を駆使した…、等々。

有名スポーツ選手との対談の依頼(お願いされているのに有料?)
といったものも数件ありましたが
いまのところすべてお断りさせていただいております。
(プロレスラーとの対談は、プロレス好きなのでそそられましたが…。)

そういえば、有名YouTubeerさんに施設体験をいただいて…
気持ちよく?発信していただく?
といったネタ斡旋?の会社さんからもご連絡をいただきました。

ここまでくると、いろいろなPRに来られる会社の
利用者(社)の案内を見るだけで
SNS発信の上手なお店の情報が
「つくられたもの」っぽく見えてしまうこともあり…

プロ広告っぽいSNS発信を信用して見ない?
ほうがいいのでは?と感じてしまうぐらいでした。

そして、どの営業さんも饒舌に
「SEO(Search Engine Optimization)対策として…。
検索上位になるような(らしい?)システムが必要です
として 説明をされます。

で、「2000文字から3000文字程度の…。」と
検索してほしいキーワードを含めた文章を
HP、Instagram、Facebook、ブログに連携して
なんども掲載することが必要です。と。

その上で、「閲覧を増やすには、毎日、もしくは、
定期的に文章で発信を…」 !?

それには、#(ハッシュタグ)は、もう古く
ブログやHPの文章記載が今は最適で…

とシステム含め「難しい手間」を云々、教えて下さるのです。

必要なことはわかりますが、毎日、それほど長い文章を…
は、少人数では無理な対応です。

と営業さんにお伝えすると

「AIに文章を作らせて載せれば5分で終わりますよ。」と。

「そうすれば、閲覧者の欲しい言葉で埋め尽くされます。」と。

AI 恐るべし … 。

そのような営業さんには、

「そんな記載と実状とが、イコールではない(詐欺っぽい?)
AI 的文章なら載せちゃいけないでしょう。」

とお答えしてきっぱりお断りをさせていただいておりました。

そのため、未だに素人っぽい自前での文章や
携帯やiPadの無加工写真で必要最低限のSNS系発信を
業者さんのおっしゃる「プロらしく見えない?」発信かもしれませんが
限定したSNS系に掲載させていただいた次第です。

ただ、使いようによっては 便利なものでもある思いますので
AI の使い方に関しては、今後勉強してみようかとは考えています。

プロっぽい発信ができるのはいつの日になることやらわかりませんが…。

兎にも角にもですが。

どこかで書いてあるような
どこかで聞いたことがあるような
耳障りが良く 検索のしやすい「AI的」寄せ集めの文章で
意とすることが伝わりにくい発信をするということを
当店は、あまり適切ではない(向いていない)と考えていましたので
今までは、ブログも行わず、必要最低限の発信をしておりました。

なお、ブログ導入も含めてAIチャットでの文章作成を
お断りしていた理由は、下記の通りです。

人間の体は、100人いれば100人違いますし
100% 同じからだといったものは、存在しないと捉えています。
そのため、ワークアウト(トレーニング)は、
全ての人にはカスタマイズした対応が必要であるため
検索ワードのピックアップで作られた文章では
何らかのズレが生じることがあると懸念しています。

誤情報のアップが多ければ、AI は、その情報を拾ってしまうため
その影響を受けた文章になってしまいます。

また、昨日と今日では、からだの状態も違いますし
時間帯や、直前の行動によっても
人間は様々に影響を受けてしまいます。

そういった要素に対して、AIの選ぶ表現の全てが
条件を整理整頓して
文章を作成できるとは考えにくいのです。

食べたのもや睡眠時間によっても
体調は変化するものですので
嗜好も含めて個別の対応がを判断できるのは 
現時点での AI には、まだ難しいかと。

(おひとり様トレーニングが、続かない(難しい)のも
体の変化や身体状況の客観視が難しいといった点で似ています。)

最近では、過激な表現のSNSも多いので
下記のようなキーワードの表現を拾って
「これは、いい!」
「これがベスト!」
「これやっちゃダメ!」
などの表現が、 AI 任せの文章に
組み込まれてしまうことも恐ろしいです。


目で見て、肌で感じて、時と場合を見極めて
指導方法を変化させることがトレーニングでは最も大切ですので
今はまだ、人の手でのご案内(紹介)を進めておきたいですね。


ちなみに広告的なアップやSNSは、最小限にと考えており
食わず嫌いしていたブログに着手することとなった理由ですが …。

お客様からの
「この効果を知らない人にも教えてあげて」 や
「いつでも見れるように動画にして」 、
「無理しすぎなくてもちゃんと効果出るやん!」、
「めっちゃ、息しやすい し よく眠れるわ」、
「絶対みんなに体験してもらったほうがいいよ」のお声。

「その経歴と経験がおもしろい」
「パワハラ受けても働き続けた会社勤めの考え方やエピソードが面白い」
(店内限定での小話ですが、興味があれば店内にてお伝えします。笑。)
「(本を書く気はありませんが)本にできるぐらいエピソードあるね」
「医療系での仕事で得た知識の話も聞いてみたい」

と言っていただける声も多くいただくことがあったためです。

そのため、
スタッフの声としてのつぶやきを
個人的なつぶやきのブログとして
不定期に発信をさせていただく形式で
着手をさせていただいた次第です。

ちなみに、最後にブログ着手を決断することとなった
お客様のすてきな最後のひと押しとなった声が

「いままでの経歴や考え方を紹介してもらうことも
興味を持ってもらったり、信用を得るために必要な要素ですよ」

と言っていただけたお言葉でした。

そして、「文章にするには、容量的にブログのほうがいいんじゃない」
との声もいただけたので。

とても優しく 素敵なアドバイスをいただける 当店のすべてのお客様に 
心から感謝をしております。


長文へのお付き合い有り難うございました。

2025年5月16日金曜日

なぜ、パーソナルトレーナーに?  のきっかけですが…

みなさまこんにちは。

トレーナーのKOJIです。

先日もお客様やトレーナー仲間から「なぜ、トレーナーを目指したのですか?」

と聞かれましたのでパーソナルトレーナーが必要だと感じ目指すことになった

自身のきっかけをご紹介します。

(冒頭は、回想っぽくなりますので飛ばしてみていただても…。)


もともと高校生の時に行っていた競技が男子新体操という特殊な競技で

3年生の春ごろにタンブリング(バク転、宙返り、等々)によって

生じた怪我のリハビリで整形外科に通院していました。


その際に、主治医の先生から

「怪我や機能を回復することをサポートする仕事として

理学療法士とトレーニング・インストラクターという職業があるで。」と。

そして、「君、体ごっついからインストラクター似合いあいそうやな。

でもな、理学療法士は、金にならんで。これからは、トレーニングでアメリカやで。」と。


なぜか、その時の主治医の言葉に影響され、自分は、アメリカに行かないと…。

と思ってしまったのが始まりできっかけでした。


しかしながら、当時は、スマホもネットもない時代でしたから情報収集も難しく

手始めに苦手な英語から無理やり勉強してみる状態。そのため、とりあえずということで、

ボディビル系からフィットネス系までのスポーツクラブを

手当たり次第に見学して回る日々が続き。ようやく、

「インストラクター養成コース」なるものをみつけて受講することになります。

ついでにその施設でトレーニングも教えていただけることになり

フィットネスな生活が始まることとなったわけです。

ちなみに。18歳だった当時からウエイトトレーニングを続けていますので

ウエイトトレーニングに関しては、35年も続けていることになります。


そして、フィットネスといった流行りものしか日本に入ってきていなかった当時は、

インストラクターは、デカければデカいほど良い!的な風潮があり

レオタードの似合うからだを目指す ⁉ といった洗脳(笑)も受けつつ

自分自身も無駄にデカい体をしておりました。


ただ、「アメリカに行かなくては!」が、脳にこびりついており

19歳の時に単身でアメリカのカリフォルニアに行くこととなります。

2週間ほどでしたが、ロングビーチから始まり

トレーニングのメッカであるベニスビーチに行き

Gold GYM、World Gym、Family Fitnessさんで多くの経験をさせていただきました。

そして、その時の兄弟子であったTさんから特別にレクチャーを受けることとなります。


その時の衝撃が半端なく…。

なぜ、そのトレーニングをするの?

その動き方(状態や角度)で本当に筋肉が動いている?

(今は、軌道解析や姿勢評価として発展していることです。)

100人いれば100人が違うのに、なぜ同じことしか教えないの?

その人の可動範囲は、それでいいの?

人種、気温、湿度、健康状態(バイタルサインや血液状態)の影響は?

それは、君の実感?クライアントの実感?

動く前の状態、動いた状態のケア(コンディショニング)は、ストレッチだけ?


本場の第一線のトレーナーに無限に質問攻めを受けたと同時に

しっかりと答えていただいて動きのレクチャーまでいただきました。

その時に「プロも一般の人も同じ。いただいたお金の対価は、

すべてのクライアントにしっかり払わないと。」

と言われたことは、今でもよく覚えています。


そして、最後に「日本はね、国民皆保険だから病院に行っても破産しないんだよ。

誰でも手軽に医療が受けれるってすごいことだよね。

でもね、アメリカだと盲腸の手術を受けるだけで破産する人もいるんだよ。

だから、病気にならないからだを作ることが重要なんだよ。」と教えていただきました。


「病気を治すをサポートするだけではなく、病気にならないをサポートする」


それが、日本に戻ってからアメリカで主流のパーソナルトレーナーを

日本に導入しなければ!と思う(決意?)こととなったきっかけです。


恩師ともいえるTさんには、いつも常に感謝しております。


その後のお話や開業までの展開(紆余曲折)は、また機会のある時に。

長文のお付き合い有り難うございました。

2025年5月9日金曜日

からだを変化させるって?

トレーナーのKOJIです。

GWも終わり、夏に向けて運動意欲も高まってきていると思いますが…。

トレーニングやエクササイズを頑張っていただいているみなさまは、

ワークアウト(運動、トレーニング)の効果は、実感できていますでしょうか?

実感できていない(?)みなさまに

基礎的なことかもしれませんが、少しアドバイスをさせていただきます。


先ず、理想のからだを目指すために行うワークアウトの効果を最大限に得るためには、

トレーニング前のプレコンディショニング(ウォーミングアップ)動作が

とても重要となります。


みなさまは、しっかりとからだを準備してから

トレーニングに入ることができていますでしょうか?


ワークアウトでからだを変化させるための効果を得るためには、

ターゲット部位のトレーニング種目に入る前に

正しい姿勢がとれるよう筋バランスを調整をしたり

可動範囲を調整しておく必要があるということです。


変化が感じられない、続けているのに変化がみられない との印象があるかたは、

準備が整う前にトレーニングを開始してしまっているのかもしれません。


つまり、とりあえずでそれらしく動いているだけでは

動いている筋肉の情報が正しく脳に伝わってこなかったり

筋肉に正しい刺激が伝わっていないといったことが起こるわけです。


そして、トレーニング直後や1か月以内において

体の変化(兆し)が みえない状態であれば…

結果として 、時間をかけたが体の変化を実感するに至らず

あきらめてしまう結果となるかもしれません。


そこで、みなさまにも体の変化を確実に実感していただくために

重要となる7つのポイントをお伝えさせていただきます。

そのポイントとは、


・からだの重心の位置を確認(把握)して調整する

・足の裏の(筋)感覚を活性化させる

・骨盤の位置を筋肉の動きやすい位置に調整

・無理のないS字カーブ(背骨)姿勢に筋を調整

・肋骨の位置(かたち)を動きやすい位置に筋を調整

・肩甲骨を活動しやすい位置に筋を調整

・首と鎖骨が自由に動く位置に筋を調整


そして、具体的な調整方法は、皆様 個々に違うため

 経験のあるトレーナーさんにマンツーマン指導をしていただくことをお勧めいたします。


ちなみに、7つのポイントをしっかりとおさえて適切に

トレーニングをしていただければ、1か月かからずにからだの変化を実感いただけます。


当店でも実感いただいている方が多くありますので

その一例をHPの初回体験の受講者のかたに許可をいただいて

60分後の変化としてUPさせていただいております。

ご興味がある方は、ぜひアクセスしてみてください。

初回体験の流れ


最後に。

トレーニングで迷子状態の方や結果に行き詰っている方がいらっしゃいましたら

一度、当店のコンディショニング&ワークアウトのレッスンを体験してみてくださいね。


長文のつぶやきにお付き合いありがとうございました。


2025年5月1日木曜日

ブログ始めました

みなさま、こんにちは。

パーソナルトレーナーの KOJI です。

阪神電車、鳴尾武庫川女子大前駅の北、徒歩1分の場所にて CHAMP.

というパーソナルトレーニングジムで営業をさせていただいております。

コンディショニング(筋力や柔軟性、体の軸バランス、全身持久力をはじめとする体力要素を調整する動き)と

ワークアウト(体の強さや見た目、姿勢を向上させるために行う運動)を

組み合わせてベストコンディションで運動を行ってきただき

速やかに体の変化を感じていただくことを基本としています。

同様の営業形態のお店では、あまり知られていなアプローチも行っていますので

ご興味のある方は、是非、ご来店ください。

スタンダードコースは、60分ですが、30分、90分のコースもございますので

ご自身のお時間のご都合と体力に合わせてお選びいただけます。

チケット制となりますので入会金や月会費は、必要ありません。

初回の体験利用もございますので、お気軽に来店ください。

お問い合わせや、ご予約は、HPにてご確認をお願い致します。

(https://adjustlife.jp/)


ちなみに、初めましてですので

トレーニングプログラムを監修させていただいております 私 のご紹介から。

名前:KOJI

年齢:53歳(暑くなるころには、54歳です)

トレーニング歴:35年(18歳から今日までトレーニングを継続しています)

スポーツ歴:バレーボール、陸上競技(短距離、走り幅跳)、男子新体操

趣味:飲み屋めぐり(特に立ち飲み屋が好き)、読書、旅行(国内、海外ともに)

トレーナー歴:職業トレーナー/12年、ボランティアトレーナー/20年

職歴:外資系医療機器メーカー勤務/23年

   (ちなみに、心臓血管外科の手術にかかわるお仕事に長く携わらせていただきました。)

その他:委託業務にて大阪守口にあるBOCHA様にて月曜日の午後を担当

    (https://bocha-kaatsu.com/)

   :家族は、妻、娘(夫婦)、息子、孫です。(孫にメロメロです)


「美味しく食べて」「楽しく動いて」「ぐっすり寝る」を

みなさまに伝えて健康寿命(健康で動ける生活)をのばすべく活動しています。


今後ともお付き合いをいただけましたら幸いです。


食べ物から栄養をるということ ( whole food で )

 こんにちは。 トレーナーのKOJIです。 マニアックな心臓のお話が続いていましたので 今回は、健康に関する食のお話を。 気温が高くなると「食事が食べにくくなってしまって…」 とのお話をうけるとともに 「プロテイン飲んだ方がいいですか?」と 聞かれることがありますが…、 サプリメ...